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「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)を読みました。
◆商品の説明
内容紹介
東大合格者数ランキングのトップ10に50年以上名を連ねながら、「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布の魅力に迫る。
現役の生徒から保健室の先生、麻布が輩出した各界のOBまでを徹底取材! 内容(「BOOK」データベースより)
灘、開成、筑駒…東京大学合格者数ランキングの「常連校」は数多く存在する。
しかし、五〇年以上トップ10に名を連ねる麻布の校長は
「東大入試のために六年間も使うのはバカバカしい」
と断言して憚らない。
校則も無ければ、大学現役合格にもこだわらない。
いわゆる「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布。
独自の教育と魅力を解き明かすべく、現役の生徒から図書館司書、保健室の先生、麻布が輩出した各界OBの証言までを徹底取材!
※アマゾンより
◆感想など
もっと不祥事のことなどたくさんたくさん出てくるかと思ったのですがそんなこともなかったです^^;
最初のエピソード、
尊敬する先生が退職されるので、
お祝いに教室ですき焼きをしようとしたら
先生が怒って帰ってしまった
出来たすき焼きを持って謝りに行った。
というのに笑いました^^
教室ですき焼き!?
その発想が自由すぎて好きだわ~。
息子がそういうノリの子だったら
絶対SAPIXにでも通わせて
麻布必勝!で頑張るんですが、
どうも残念ながら息子はそういうノリを持ち合わせていないんですよねぇ~
麻布だけでなく開成も生徒主導で体育祭をやるんですよね。(すみません…文化祭はどうだったか記憶が…開成学園 男の子を伸ばす教育を以前読んだときに書いてありました)
なので、麻布だけが学園祭(文化祭体育祭)の自治を生徒が担うというのを特徴にされるのは違うかな?と思いました。
それでも数少ない学校ではあるのでしょうけどね。
さて、謎の進学校とありましたが、
確かに麻布の生徒さんたちは本を読む限り、
授業態度も自由奔放なようなんですが…
それでも授業のレベルが高いんですよね。
受験勉強だけ6年やっても仕方ないのは本当にその通りだと思います。
話は飛びますが、
以前大学ではもっと実用的なことを学生にやらせるべき!といった議論が盛んだった時期がありますよね?
その際に藤原正彦先生 が、現代技術の基礎にはすべて学問がある。
その学問を学ぶことをないがしろにするのはけしからん!学問という高尚なものに触れる時間を大切にすべき、といった発言をされていたことがあったのです。
たとえば、インターネットのセキュリティだって整数論(楕円関数論)がもとになっていたりしますし、
インターネットの小手先だけ学べばそれは使えることになるかもしれないけれども、
その本質を学ぶことも必要であるわけです。
それに、私個人的な意見をかぶせると、
そんな大学でやったことが社会でいかせるほど
世の中は甘くないんじゃないかな~と思いますけどね~。
ぬるま湯体質の会社に入った私ですら、
最初の数年は社会人の要領を得るのに四苦八苦…
麻布の件、これに似ているのではないかなと私は勝手に思っています。
何を言いたいかというと、
世間に出てすぐ役に立つ技術というのが、
中学生高校生に置き換えると受験勉強であり、
受験のテクニックであるわけです。
ただ、それだけですべてがうまく回るわけではなく、
その本質にあるもの、
古文であればその解釈をじっくり学んでみることや
時代背景や
英文であっても
ただ英単語を覚えて小テストをクリアしていくというのではなく、
名文を読んで本物の良い英文に親しんでいく、
というのは勉強発展途上の中学生高校生にとって
とてもとても大切なことであると思うんです。
要は麻布は後者をやっているわけで、
授業態度はいまいちでも、
期末試験などでは多少勉強するわけですから、
学問に対する素地はできていくわけです。
それに最後の数年間(高校3年の1年間、もしくは浪人を含めた2年?3年)でそれを受験テクニックに変換させるのはさほど難しいことじゃないと思うんですよね~
それに彼らは中学受験によって、
算数や国語の基礎ができている、
考える習慣がついている、
なので、別に大学受験の勉強を6年する必要もないんじゃないでしょうか?
私自身、塾講師のアルバイトで感じたことですが、
中学受験をしていない底辺レベルの中学生って本当にひどいもんなんですよ。
1/2+1/3を平気で1/5とやるんですから…
少なくとも麻布に合格するような子はもちろん、
そこそこの私立中学に合格するようなお子さんはその辺マスターしているでしょう?
そういった子も併せて
大学受験はいっしょくたにセンター試験も受けるんですから、
私立中学を受験している子はもうすでにアドバンテージがあるんじゃないかな?と思います。
もちろん受験していない子でもそこまでひどい子は少数派ではあるでしょうが…。
と考えれば、桜蔭や開成だって受験勉強をがりがりやらせているわけではないですよね?
もちろん、学習進度は速いのでしょうが、
論文などを本格的に書かせ、
それが結果として大学受験の小論文などに強みを発揮することになったりするのではないでしょうか?
桜蔭の生徒さんや開成の生徒さんが、
教室ですき焼きを作るとは思えませんが…^^;
だから、麻布だけがそんなに勉強をしていない、
ならまだしも受験勉強をしていないのはそんな不思議ではないのかな?と思います…
でも、読書だったり、
学園祭の実行委員だったり、
部活だったり。
その時々に何か打ち込めることがあるのであれば、
ちょっと勉強が停滞しても、
まぁいいんじゃないかな?と私は思ったりするんですが…^^;
自分自身、全然中学高校と宿題もない私立に通っていたので、私は英語&数学はやるようにしていましたが、
定期試験前以外勉強しないという人々も
周りにゴロゴロいたもので、
そんなに普段勉強していなくても驚かないんですが^^;
毎日、宿題が出るような進学校(管理型の学校?)の方が私は驚きなんですよ。
レポートや論文などじっくり時間をかけて取り組むべき宿題であればわかるのですが、
管理型の学校ってドリルとか問題集も宿題に出るんでしょうね…
巣鴨は入学式(だったかな?)で問題集をドカンと渡されるらしいです^^;
なにせ
「男の子を育てるのは馬の調教と同じ」
と学校説明会でアナウンスがある学校ですから。
そう考えると麻布の生徒さんの方が人間らしい生活を送っているといえるのではないでしょうか…
その辺は学校のカラーなんでしょうね。
学校のカラーに合うお子さんであれば本当に魅力的な学校なんだと思います。
麻布を最終学歴にしてもやっていけるようにしている、という学校長の話が学校に自信を持っていることを感じられるし、
中学受験を作る際に先生方で議論を交わし、
さらに採点の際に配点について、
協議をしながら採点していくという
時間が限られた中での
受験生思いの採点方法には頭が下がるばかり。
生徒を見守ることは当たり前だという先生の方針で、
それを学校説明会でわざわざ話してこなかったのが、
生徒放任主義ととられてしまった…
そのせいで受験生が減ってしまったのかもしれない…と
いった反省点が学校側にはあるようです。
以前も書いたことがあるのですが、
以前、
栄光ゼミナールで開成合格!で書かれていた
「ドアを 開けて遊んではいけない」
と言われたら…
素直に守る子は開成
言われてから遊び始める子は麻布
言われる前から遊んでいる子が武蔵
向きなんだそうです^^;
うちの息子はそのテストからすると”開成”なんですよね…
言われてから遊び始めるお子さんには是非是非、麻布を目指してみてはいかがでしょう…?
こんなしめですみません^^;
あんまりうまく麻布の魅力を伝えられなかったので、
実際に麻布の良さを体感してみてください。
(たぶん、いわゆる管理型といわれる学校が好きな親御さんには合わないと思います^^;)
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