いつもご覧いただきありがとうございます!
ずっと気になっていた、頭のいい子には中学受験をさせるな: 「灘」を超える、東大合格のメソッドをとうとう読みました^^
この本、公立中高&国立大学にお子さんを入れたいと思っている私の親友から勧められていた本なんですよね。
読んでみたいなと思いつつ、
月日は流れ、
無性に読んでみたくなったので、おとといアマゾンでぽちっと^^;
それでは、頭のいい子には中学受験をさせるな: 「灘」を超える、東大合格のメソッドを紹介していきます!
★頭のいい子には中学受験をさせるな 本の内容とは?
内容(「BOOK」データベースより)
稲荷塾では「中学受験」という大きな負担を子供に強いることなく、
小学生らしい生活を満喫しながら東大、京大を狙える仕組みを生み出した。
その秘密は、「算数・数学の学び方」にある。
※アマゾンより
この本で紹介されている算数、数学の勉強方法とは、
どんどん先取り学習をして、
小学校で中学算数の勉強を終わらせ、
(中学にもつれてもOK)
中学で高校算数を進め、
大学受験前に演習時間を多く設けられるようにするというもの。
たとえば、灘では、
中学1年で中学校3年間の数学を終わらせ、
中2、中3で数Ⅰ,A,Ⅱ,Bを終わらせる。
高1で1年間それまでの高校の範囲を演習して、
(高校受験で入ってきた生徒がその間に追いつくための1年間なのだそうです)
高2で数Ⅲを勉強し、
高3でそれまでの演習を行う
これは、灘に優秀な生徒が集まったから、
こういったカリキュラムで素晴らしい大学合格実績をだしているのではなく、
カリキュラムがよいので、灘に受からない子どもでも
充分に
このカリキュラム(灘に入れなかったら稲荷塾または家庭でその方式で)でやっていけば、
飛躍的に旧帝大への合格率が上昇する!というもの。
★読んでみた感想
◎共感できた点
「中学受験をするにあたって、
中学受験のために通う時間も費用も多すぎるのではないか?
中学受験の勉強だけに偏ってしまって、習い事や家族旅行にいけないのは犠牲が多すぎないか??」
といった記述がありますが、これについては同感です!
ですので、我が家は新小4という塾のオススメコースであえて入塾せずに入塾を遅らせようと考えています。
その点では多少は費用は節約できる予定…^^;
そして、入塾後スムーズに塾についていけるようにするため、
自宅でできることをやっていきたいという考えもあって、
今回頭のいい子には中学受験をさせるな: 「灘」を超える、東大合格のメソッドを読んでみました。
日本の学力テストが理解度に偏重してしまう傾向を嘆いていらっしゃいますが、それについては全く同感です!この本には共感できる部分も多々ありました。
が、それを踏まえて共感できなかった部分も書いておきたいと思います。
◎共感できなかった点
「中学受験は薄っぺらい小学校の算数の内容を無理やり難しくするために無理難題が生じている。
だからそんな難しい中学受験算数をやるよりもさっさか中学数学、高校数学を進めていった方が良い。
その証拠に、稲荷塾では数学の進度に中学受験をしたしないは関係なく、中学受験した生徒でも中学受験時の偏差値に左右されていない」
これは共感できません。
国語の学習法に藤原正彦先生の文章を出すなら、
算数、数学の考え方まで調べておいてほしかったのです…
藤原正彦先生は、
作家であり数学者で、国語の重要性を強調されている先生ですが、
中学受験の算数でセンスを発揮出来る子の方が、
本当の数学のセンスはあるとおっしゃっているのです。
それは文章を読んで、何を求められているかを考え、
正解を導いていくことが求められるからです。
それは、中学、高校の数学は訓練でどうとでもなるから。
どうとでもなるのですが、
反抗期、思春期と重なりなかなか訓練を遂行できない可能性もありえますね…
ドラゴン桜 という漫画が一時はやりましたよね?
それによると、
文系で受験するよりも理系で受験する方が簡単で、
東大の理系学部合格を目指して、
落ちこぼれ2名が奮闘する漫画になっていますよね。
これはあながちウソではないです。
チャート式って数学の参考書、ご存知ですか?
これを高校の範囲、覚えるくらいやったら
たいていの問題は解けるようになりますよ^^;
全問正解でなくても少なくとも部分点は取れるようになると思います。
私は東大なんてもちろん受けていませんが、
大昔、東大模試で数学は偏差値60位とったことがあります。
チャート式やってただけです。
そんな東大に合格者を出すような私立中高一貫校に行っていませんし、
もちろんガンガン先取りもやっていない
(学校を見限った時点で多少は始めましたが)、
それでも訓練でどうにかなるといった話の例です^^;
だから、”塾”の先生が書いたからしょうがないんですが、
数学のセンスを本当につけるとか、
もう大学数学でも困らないようにしちゃう、ではなくて、
結局は受験の焦点をずらしているだけなんですよね。
いうなれば、公文式をもうちょい長期的スパンでやっていく感じなのではないでしょうか?
◎疑問に思った点 前提条件があること
また、この塾のカリキュラムを進める上での条件があって、
”中学受験でそれなりの学校に受かるようなある程度力のある子であれば、小学校6年生までに中学算数を終わらせることは可能”
なので、誰でもが灘を超えるメソッドで東大に受かってしまう!というのではないです。
(それを期待するなら、ドラゴン桜 の方が役に立つのかも…^^;)
この前提条件に当てはまると信じていて、
実は当てはまらなかった!
大学付属の中学に入れておけばよかった!!という
ことが起こる可能性もあるわけなんですよね…^^;
ですので、中学受験をしたい家庭はして、
その後の進度はお子さんが素直に従うなら
数学をどんどん進めていけばいいし、
そうでなければ、まぁ学校ペースでいいんじゃないでしょうかね…
全く優秀でない中高一貫女子校(もちろん先取りなし)の私の同級生で、
東工大合格者や東大理系合格者もいましたし…
◎疑問に思う点
公立中学に進学したとして、頭のいい子には中学受験をさせるな: 「灘」を超える、東大合格のメソッドの方式で数学をどんどん進めている生徒さんは本当に頑張っていると思うんですが…
注意しないと学校の先生に嫌われてしまいそう…
公立の先生って先取りを嫌いますよね。
自分の授業にチェックが入るからか、
知っているからと自分の話を聞かなくなるからか、
はたまた他に理由があるかもしれませんが…
これが右ならえをしていると安心してしまう国民性もあるのでしょうが、
高校数学までやってるんですー!
というのは隠した方がいいのかな^^;
という気がします。
トップ公立校で、内申点を重視しない高校もあるのですが、
地方や学校によってはやっぱり内申点重視の学校も多々あるでしょうから、
先生に与える印象というのは時に内申点を大きく左右してしまうこともありますからね。
そんな中、内申点が取れず、仮に荒れた高校に進学した場合、
その子はそのペースの勉強を進められるのか?
もちろん個人の意思が強ければいいのでしょうが、
まわりに左右されますし、
自分は自分と思っていてもなかなか…なのではないでしょうかね。
◎中学受験をするにあたって先取りを薦めている受験研究家もいらっしゃる!
この本からは離れますが、中学受験について本を書かれていたり、研究家であったり教育者であったり、家庭教師である方の中にも先取りを進めている方はいらっしゃいますね。
この方々は小学校の算数の範囲ではあるのですが…
たとえば、
”おチンチ○力”の提案で有名な松永さん
薄い問題集をどんどん先取りして、
入塾テストを受ければ恐らくいいクラスに入れるはず、
といった内容を書かれていて、
そのうえで塾の情報だけ提供してもらってさっさと塾はやめちゃってOK!的なことを書かれていらっしゃいます^^;
★プロ家庭教師の熊野さん
中学受験に関する算数の本を多数出版されていらっしゃいますが、
たとえば塾でやっている範囲のさらに先を予習しておくのが良い、といったようなことを書かれています。
中学受験をするにせよ、しないにせよ、
数学や算数(もちろん他の教科もそういう面あるとおもいます!)は全体を見渡してみると、
引っかかっていた部分について納得出来たり、
一度全部やってから戻ってみると簡単に思えたり、
ということを感じやすい教科なのかもしれませんね。
中学受験をお考えの方もそうでない方も一読してみるといいかもしれません。
★私立はおろか、高校中退で京大に受かった方の本
オヤジさんが個性的(ただし教育ビジネスをやっていて知識はお持ちだったよう)で惹かれました~
つらつらとスミマセン…m(_ _)m
長文を読んでいただきありがとうございます!
▼Z会小学生向けコース。学年別「おためし教材」さしあげます!
3年生になり、息子はZ会の中学受験コースをやっています
お試し教材は無料でもらえるので、
お試し教材だけでも取り寄せてみてはいかがでしょうか?
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